SR×SI×MSの体験会

ハコスコの感想を書いてみたら、「SR×SIっていうのも作っています」と藤井先生に教えていただき、「行ってみたいなあ」と思っていたら、SR×SI×MSの体験会が行われるというお知らせ。あれよ、あれよとわらしべ長者並みの幸運で、体験会に参加してきました!

思い返せば、昨年6月のゲンロンカフェでのKMDの稲見先生とUEIの清水社長の対談に藤井先生が登壇されたのを見て、「SRってなに?」から始めて、「拡張する脳」も読んだし、ハコスコも体験して、とうとう本物のSRが体験できる! これでテンション上がらないわけがありません。

というわけで、行ってきました。理化学研究所。「池は危険なので近付かないこと」なんて看板があったりして、入る前からすでに「やっぱりカッパ。。。」とニヤニヤしてしまう私。

ご一緒させていただいた女の子たちは、今回の主催者である市原さんを筆頭に、みなさん魅力的。もう控え室から非日常感満載です。

詳しいレポートは、DMM.makeに載るそうなので、ネタバレしないように気を付けながら、ここでは私の体験者としての感想を書きます。

SR×SI×MS、ひたすら楽しかったです。目の前で起こっていることが「現実なのか虚構なのか」最初は見極めようとしました。それは、その軸がズレることがこの体験の面白さだと思っていたからです。でも、体験してみてわかりました。現実であれ虚構であれ、私の目の前で起こっていることは「私にとっての現実」なのです。私が現実の世界にいるのか虚構の世界にいるのか見て楽しいのは、「私を見ている」周りの人たちのような気がします。(この「見ている人視点」はレポートに載るかな?)

そして、私が楽しいと思えたのは、森さんのパフォーマンスが、私の記憶の中の「楽しい思い出」の記憶を刺激したからだと思います。この体験をして思ったのは、SRであれVRであれ、「無」からは何も生まれないのではないかという直感です。自分の記憶の中にある何かしらと結びつけて、今目の前にある状況に現実(Reality)を感じているような気がします。あのバラの花は、若い頃「チャオ、バンビーナ!」と口にくわえていたバラの花を私に差し出したイタリア人を思い出させてくれました。ハコスコの映像も、直接そこに行ったことはなくても、旅行中の高揚感も一緒に思い出させてくれました。

なんだか、矛盾を感じるのですが、現実に体験できないから代替している(Substitute)のに、現実社会で豊かな経験をしているほうがSRの効果を享受できるような気がしてなりません。もしかしたら、今の私の脳はそうなっているだけで、今後訓練すれば変わっていくのかもしれません。

Seeing is believing. 百聞は一見に如かず。体験は想像では越えられないことを実感した一日でした。